猫さんが呼吸困難や下痢・吐いたり食欲ない原因

nekomogu2-compressor

猫ちゃんが呼吸困難になった時の対処

猫ちゃんが急に呼吸困難になってしまったときは顎(あご)の下にタオルなどをあてて、猫ちゃんが楽な姿勢でいられる体制を探してあげましょう。

そして、近くの動物病院に連絡し、医師に相談することをお勤めします。

他に、猫ちゃんが呼吸困難になる原因には以下のような場合もあります。

猫が食欲をなくす病気で横隔膜ヘルニアがあります。

猫の横隔膜ヘルニア(オウカクマクヘルニア)とは、あばら骨や胸骨などに守られている腹部の空間で、

心臓と肺が納まっているところ胸腔(キョウクウ)と、腹部にある空間で、胃腸や肝臓、腎臓などの臓器がつまっている腹腔(フククウ)を隔てている横隔膜が裂けて腹部の臓器が胸腔内に入り込んでしまうといった病気です。

猫の食欲ない横隔膜ヘルニアの時の症状

横隔膜ヘルニアになると、呼吸困難や運動をしたがらなくなるといった呼吸器系の症状や、おう吐や、下痢といった消化器系の症状を起こすことがあるようです。

猫の横隔膜ヘルニアの症状は、原因やヘルニアの大きさ、入り込んでいる臓器の種類によってさまざまなようです。

ほとんど無症状のこともあれば、呼吸が浅く苦しそうだったり、元気がなくじっとうずくまっていることが多いといった呼吸器系の病状を示す場合や、

食欲がなくなったり、おう吐したり、下痢や腹痛といった消化器系の症状を示す場合があります。

また、肝臓が胸部に入り込んだ場合は、肝障害を起こしたり、神経症状が見られたりすることもあるようです。

猫が横隔膜ヘルニアで食欲ない原因

猫の横隔膜ヘルニアの原因は、外傷性横隔膜ヘルニアはその名のとおり、交通事故や転落事故といった外傷が原因で起こります。

先天性の腹膜心横隔膜ヘルニアは、遺伝子の異常などにより、生まれつき心臓を包む膜(心膜)と横隔膜の形成が不完全となってしまうことが原因と考えられているようです。

このヘルニアは、長宅種の猫やヒマラヤンに多くみられるようです。食道裂孔(しょくどうれっこう)ヘルニアの原因は、先天的なものと外傷によるものがありますが、品種に特異的なものではなく、さまざまな猫種に見られるようです。

猫の食欲ない原因が横隔膜ヘルニアの時の予防&対処法

猫の横隔膜ヘルニアの予防

外傷性横隔膜ヘルニアを予防するには、室内飼いを徹底して、原因となる交通事故や転落事故を防ぐことが大切で、先天性の横隔膜ヘルニアであれば、予防はできませんん。

横隔膜ヘルニアの対処法

この病気は遺伝子異常に関係することもあるため、病気にかかっている猫を繁殖させないことが推奨されています。

猫が横隔膜ヘルニアになった時の治療

横隔膜ヘルニアの治療法は、外傷性横隔膜ヘルニアでは、外傷直後でショック状態の場合や、非常に重い症状を起こしている場合は、

猫の状態を安定させることが最優先にされ、状態が安定したあとに、胸腔内に入り込んだ臓器を元の位置にもどし、裂けた横隔膜を修復する外科手術を行うようです。

ただし、時間がかなり経過して、横隔膜ヘルニアの症状があまり見られないものでは、経過観察となることもあります。

先天性の腹膜心横隔膜ヘルニアでは、ヘルニア部分が小さく症状がない場合や、高齢で偶然見つかった場合などは、

手術せずに経過観察や内科的治療を行うことがあり、年齢が若く、ヘルニア部分が大きかったり、症状が重かったりする猫では外科手術をすることになるようです。

先天性裂孔ヘルニアで、おう吐や、食べ物を飲み込む時の痛みといった食道炎や巨大食道症の症状をしめすものがあれば、

まず、これらの症状に対する内科的治療を行い、内科的治療に反応しない場合には、外科的手術を推奨されているようです。

※猫さんの食欲ない原因が病気であることが疑われる場合、まずは早めに、動物病院に相談されるのが良いかと思います。

トップへ戻る